「かなり」を英語で言うと?quite/pretty/considerablyの使い分け
「かなり」は英語で「quite」「pretty」「fairly」など、程度や文脈によって複数の表現があります。どのくらいの強さなのか、どんな場面で使うのかによって、適切な表現を選べるようになりましょう。
日本語の「かなり」は高い程度を表す便利な表現ですが、英語では強調度やフォーマリティによって異なる言い方をします。カジュアルな会話の「かなりいい」と、ビジネスでの「かなり重要」では、使うべき英語表現が異なります。このページでは、程度と場面に応じた「かなり」の英語表現を、実践的な例文とともに詳しく解説します。
「かなり」の英語表現
quite
クワイト
「かなり」「非常に」という意味で、高い程度を表す最も一般的な表現。ビジネスでも日常会話でも使える。
It's quite expensive.
かなり高いです。
She's quite talented.
彼女はかなり才能があります。
This is quite important.
これはかなり重要です。
Point最も汎用的で中立的。英米で微妙にニュアンスが異なり、英国では「very」、米国では「fairly」に近い。
pretty
プリティ
「かなり」「結構」という意味で、高い程度を示す口語表現。友人や同僚との会話に適している。
It's pretty good.
かなりいいです。
I'm pretty sure about that.
それについてはかなり確信しています。
Pointカジュアルで親しみやすい。ビジネス文書には不適切だが、口語では非常に一般的。
fairly / rather
フェアリー / ラザー
「かなり」「相当」という意味で、やや控えめな程度を表す。「quite」より弱いニュアンス。
The test was fairly difficult.
テストはかなり難しかったです。
It's rather expensive for a lunch.
ランチにしてはかなり高いです。
Point「quite」より控えめ。「fairly」は中立的、「rather」はやや否定的なニュアンスを含むことも。
considerably / significantly
コンシダラブリー / シグニフィカントリー
「かなり」「著しく」という意味で、大きな程度や変化を表す formal な表現。ビジネスやレポートに適している。
Sales have increased considerably this quarter.
今四半期、売上がかなり増加しました。
The situation has improved significantly.
状況がかなり改善しました。
Point非常にフォーマルで professional。数値的な変化や重要性を強調する時に適している。
very / extremely
ベリー / イクストリームリー
「とても」「非常に」という意味で、「かなり」より強い程度を表す。「extremely」は最高レベルの強調。
This is very important.
これはかなり(非常に)重要です。
The weather is extremely hot today.
今日はかなり(極めて)暑いです。
Point「very」は最も一般的な強調語。「extremely」は最高レベルの程度を示す。
使い分け比較表
| 表現 | レベル | 使用場面 | ニュアンス |
|---|---|---|---|
| quite | ニュートラル | 一般的な会話・文章 | 最も汎用的。中立的で使いやすい |
| pretty | カジュアル | 友人・同僚との会話 | 口語的で親しみやすい。ビジネス文書には不適 |
| fairly | ニュートラル | 控えめな評価 | quiteより弱め。中立的で穏やか |
| considerably | フォーマル | ビジネス・レポート | 非常にformal。数値的変化や重要性を強調 |
| very | ニュートラル | あらゆる場面 | 最も一般的な強調語。どんな場面でも使える |
よくある間違い
It's quite very expensive.
It's quite expensive. / It's very expensive.
「quite」と「very」は両方とも程度を表す副詞なので、一緒に使うと冗長です。どちらか一方を選びましょう。「very」の方が強い強調なので、より強調したい場合は「very」を使います。
I'm pretty much tired.
I'm pretty tired. / I'm very tired.
「pretty」の後に「much」は不要です。「pretty + 形容詞」で「かなり~」という意味になります。「pretty much」は別の表現で、「ほとんど」という意味です。「I'm pretty much done(ほとんど終わった)」のように使います。
It's considerably good.
It's considerably better. / It's very good.
「considerably」は主に比較級や変化と一緒に使います。「considerably better(かなり良い)」「considerably increased(かなり増加した)」のように使うのが自然です。単に「良い」と言いたい場合は「very good」や「quite good」を使いましょう。
程度の強さによる使い分け
フォーマリティによる使い分け
よくある質問
Q.「quite」は英米で違いますか?
はい、微妙に違います。英国英語では「quite」は「very」に近く強い意味ですが、米国英語では「fairly」に近く控えめな意味です。「quite good」は英国では「very good」、米国では「fairly good」というニュアンスになります。文脈で判断しましょう。
Q.「pretty」はビジネスで使えますか?
口頭の会話なら使えますが、ビジネス文書やフォーマルなプレゼンテーションには不適切です。同僚との会話で「This is pretty important(これかなり重要だよ)」は自然ですが、レポートでは「quite」や「considerably」を使いましょう。
Q.「considerably」と「significantly」の違いは?
ほぼ同じ意味ですが、「significantly」の方がやや強い印象です。「considerably」は「かなり」、「significantly」は「著しく」「顕著に」というニュアンスです。統計や数値データと一緒に使う場合は「significantly」が好まれます。
Q.「fairly」と「rather」の違いは何ですか?
「fairly」は中立的ですが、「rather」はやや否定的なニュアンスを含むことがあります。「fairly expensive」は客観的ですが、「rather expensive」は「思ったより高い」という意外性や不満を示唆します。肯定的な文脈では「fairly」が無難です。
Q.「very」と「extremely」はどう違いますか?
「very」は一般的な強調で、「extremely」は最高レベルの強調です。強さの順では、fairly < quite/pretty < very < extremely となります。「very important」は重要、「extremely important」は極めて重要という違いです。