「めんどくさい」を英語で|hassle・pain・dragの使い分け
日常会話でよく使う「めんどくさい」。英語では状況やニュアンスに応じて様々な表現を使い分けます。カジュアルな愚痴からビジネスシーンまで、ネイティブが実際に使う表現を学びましょう。
「めんどくさい」は日本語では一言で済む便利な表現ですが、英語では「何がめんどくさいのか」によって使う表現が変わります。手間がかかることへの不満、やる気が出ない気持ち、わずらわしさなど、状況に応じた表現を使い分けることで、より自然な英語が話せるようになります。ここでは、ネイティブが日常的に使う「めんどくさい」の英語表現を紹介します。
「めんどくさい」の英語表現
It's a hassle
イッツ ア ハッスル
手間がかかる作業や手続きについて
Returning this product is such a hassle.
この商品を返品するのは本当にめんどくさい。
It's a hassle to commute two hours every day.
毎日2時間通勤するのはめんどくさい。
Filling out all these forms is a hassle.
これだけの書類を記入するのはめんどくさい。
Point手間がかかること、わずらわしい手続きに対して使います。日本語の「面倒」に最も近い万能な表現で、日常会話からビジネスまで幅広く使えます。
What a pain
ワット ア ペイン
困った状況やイライラする場面で
I have to redo the whole report. What a pain!
レポートを全部やり直さなきゃ。めんどくさい!
What a pain to deal with all this paperwork.
この書類仕事を全部片づけるなんてめんどくさい。
Pointイライラや不満を感じている時に使うカジュアルな表現です。感情的なニュアンスが強く、愚痴っぽい場面でよく使われます。
I can't be bothered
アイ キャント ビー ボザード
やる気が出ない、面倒でやりたくない時
I can't be bothered to cook tonight.
今夜は料理するのがめんどくさい。
She can't be bothered to reply to emails on weekends.
彼女は週末にメールを返すのがめんどくさいらしい。
I can't be bothered going out in this rain.
この雨の中出かけるのはめんどくさい。
Point「やる気が起きない」「わざわざやりたくない」という気持ちを表します。イギリス英語で特によく使われ、怠惰というよりは「その労力に見合わない」という気持ちを含みます。
It's too much trouble
イッツ トゥー マッチ トラブル
手間がかかりすぎる場面で
It's too much trouble to set up the equipment every time.
毎回機材をセッティングするのはめんどくさすぎる。
Getting a visa is too much trouble for a short trip.
短い旅行のためにビザを取るのはめんどくさすぎる。
Pointかかる手間と得られる結果が見合わない、という判断を含んだ表現です。単なる感情ではなく、合理的な理由で「めんどくさい」と言いたい時に適しています。
That's annoying
ザッツ アノーイング
わずらわしい、うっとうしい状況に対して
It's so annoying that I have to reset my password again.
またパスワードをリセットしなきゃいけないなんて、めんどくさい。
The new update process is really annoying.
新しいアップデートの手順が本当にめんどくさい。
Point「イライラする」「うっとうしい」というニュアンスの表現です。繰り返し起こる不便なことや、小さいけれど気になる面倒事に使います。
Such a drag
サッチ ア ドラッグ
退屈で気が進まない時
Monday meetings are such a drag.
月曜の会議はほんとめんどくさい。
Cleaning the house every weekend is such a drag.
毎週末の家の掃除はめんどくさい。
Having to wait in line for an hour is such a drag.
1時間も並ばなきゃいけないなんてめんどくさい。
Point「退屈でやる気が出ない」「だるい」というニュアンスです。dragには「足を引きずる」イメージがあり、テンションが下がる面倒なことに対して使います。スラング寄りの表現です。
使い分け比較表
| 表現 | レベル | 使用場面 | ニュアンス |
|---|---|---|---|
| It's a hassle | ニュートラル | 手続き・作業が煩雑な時 | 手間がかかることへの客観的な不満 |
| What a pain | カジュアル | イライラする場面全般 | 感情的な不満・愚痴 |
| I can't be bothered | カジュアル | やる気が出ない時 | わざわざやりたくない気持ち |
| It's too much trouble | ニュートラル | 手間と成果が見合わない時 | 合理的な判断を含む |
| That's annoying | ニュートラル | わずらわしい事柄に対して | イライラ・うっとうしさ |
| Such a drag | カジュアル | 退屈で気が進まない時 | テンションが下がるだるさ |
よくある間違い
It's mendokusai.
It's a hassle. / What a pain.
日本語をそのまま英語に入れても通じません。状況に応じてhassle、pain、dragなどを使い分けましょう。
I'm troublesome.
It's too much trouble.
I'm troublesomeは「私は迷惑な人間だ」という意味になります。面倒なのは自分ではなく物事なので、Itを主語にしましょう。
It's bother.
I can't be bothered. / It's a bother.
botherを名詞で使う場合はa botherとする必要があります。また、I can't be botheredという定型表現も覚えておくと便利です。
「めんどくさい」のニュアンスを正確に伝えるコツ
ビジネスシーンで「めんどくさい」と言いたい時
よくある質問
Q.「めんどくさい」を英語で一言で言うなら?
最も汎用性が高いのは「It's a hassle」です。手間がかかること全般に使え、カジュアルにもやや丁寧な場面にも対応できます。
Q.「めんどくさい人」は英語で何と言いますか?
「a pain in the neck」や「high-maintenance」が一般的です。pain in the neckは「厄介な人」、high-maintenanceは「手のかかる人」というニュアンスです。
Q.hassleとpainの違いは?
hassleは手間や手続きの煩雑さを客観的に表現するのに対し、painは感情的な不満やイライラを強調します。hassleはやや冷静、painはやや感情的な表現です。
Q.「やるのがめんどくさい」はどう言いますか?
「I can't be bothered to do it」が最も自然です。やる気が出ない、わざわざやりたくないという気持ちをそのまま表現できます。
Q.ビジネスメールで「面倒な手続き」と書きたい場合は?
「a cumbersome process」や「a time-consuming procedure」が適切です。hassleやpainはカジュアルすぎるため、ビジネス文書ではこれらのフォーマルな表現を使いましょう。