2026年2月最新

mustとhave toの違い|否定形・推量の使い分けを例文で解説

mustとhave toの違いを場面別に徹底解説。否定形の意味の違いや、日本人が間違えやすいポイントも紹介します。

「〜しなければならない」を英語で言うとき、mustとhave toのどちらを使えばよいか迷ったことはありませんか?日本語では同じ訳になることが多いですが、英語ではニュアンスが明確に異なります。mustは話し手の内的な義務感や強い確信を、have toは外部の規則や避けられない状況を表します。特に否定形ではmust not(禁止)とdon't have to(不要)で意味がまったく違うため、使い分けを正確に理解することが重要です。

must / have to 早わかり比較表

比較ポイントmusthave to
意味話し手の判断による強い義務・確信外的な規則・状況による義務
フォーマル度ややフォーマル・書き言葉に多いカジュアル・日常会話で頻出
否定形の意味must not = 禁止(〜してはいけない)don't have to = 不要(〜しなくてよい)
過去形過去形なし(had toを使う)had toで過去の義務を表現可能
ニュアンス個人的な強い意志・推量にも使う仕方なく・やむを得ずという響き

場面別の使い分け

1

会社の就業規則で9時出勤が決まっている

BESThave to

会社のルールという外的な要因による義務なので、have toが適切です。

I have to be at the office by 9 a.m.

9時までにオフィスにいなければなりません。

2

自分の健康のために運動すべきだと思っている

BESTmust

自分自身の判断による義務感なので、mustが自然です。

I must start exercising regularly.

定期的に運動を始めなければ。

3

友人に「明日は仕事が休みだから早起きしなくていいよ」と伝える

BESThave to

「〜しなくてよい」はdon't have toで表現します。must notは禁止の意味になるため不適切です。

You don't have to wake up early tomorrow.

明日は早起きしなくていいよ。

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4

図書館で「ここでは静かにしてください」という掲示

BESTmust

規則を強く命じるニュアンスで、掲示や公式な指示ではmustがよく使われます。

You must be quiet in the library.

図書館では静かにしなければなりません。

5

彼はとても疲れているように見える、と推測する

BESTmust

「〜に違いない」という強い推量を表すときはmustを使います。have toにはこの用法がありません。

He must be very tired after that long flight.

あの長いフライトの後だから、彼はとても疲れているに違いない。

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よくある間違い

You must not come to the meeting tomorrow. (会議に来なくていい、の意味で)

You don't have to come to the meeting tomorrow.

must notは「禁止」の意味です。「〜しなくてよい」と言いたい場合はdon't have toを使います。日本人学習者が最も間違えやすいポイントです。

I must go to the dentist yesterday.

I had to go to the dentist yesterday.

mustには過去形がありません。過去の義務を表すにはhad toを使います。

She has to be the new manager. (推量の意味で)

She must be the new manager.

「〜に違いない」という推量の意味ではmustを使います。have toには推量の用法がありません。

mustの基本的な意味と使い方

mustは話し手自身の判断に基づく義務や必要性を表します。「自分がそうすべきだと思っている」「相手にそうしてほしいと強く感じている」ときに使います。また、「〜に違いない」という強い推量を表す用法もあります。書き言葉や公式な場面で使われることが多く、口語ではhave toに置き換えられる傾向があります。 例: You must read this book. It's amazing.(この本は絶対読むべきだよ。すごいから。) 例: This must be a mistake.(これは間違いに違いない。)

have toの基本的な意味と使い方

have toは外部の規則・状況・義務など、自分の意志ではどうにもならない必要性を表します。日常会話ではmustよりもhave toが圧倒的によく使われます。「仕方なく〜しなければならない」というニュアンスが含まれることもあります。過去形(had to)、未来形(will have to)など時制の変化に対応できるのも特徴です。 例: I have to wear a uniform at work.(職場では制服を着なければならない。) 例: We had to cancel the trip because of the typhoon.(台風のせいで旅行をキャンセルしなければならなかった。)

否定形の決定的な違い

mustとhave toの最も重要な違いは否定形に現れます。must not(mustn't)は「禁止」を意味し、「〜してはいけない」という強い制止です。一方、don't have toは「不要」を意味し、「〜する必要はない(しなくてもよい)」となります。日本語の「〜しなくてよい」はdon't have to、「〜してはいけない」はmust notに対応します。 例: You must not park here.(ここに駐車してはいけません。)= 禁止 例: You don't have to park here.(ここに駐車しなくてもいいですよ。)= 不要

推量用法はmustだけ

「〜に違いない」「〜のはずだ」という強い推測・確信を表すときはmustを使います。have toにはこの推量の用法がありません。否定の推量には「can't(〜のはずがない)」を使い、must notは使いません。 例: She must know the answer. She studied so hard.(彼女は答えを知っているに違いない。あんなに勉強したのだから。) 例: That can't be true.(それは本当のはずがない。)

よくある質問

Q.mustとhave toは完全に入れ替え可能ですか?
A.

肯定文では多くの場合入れ替え可能ですが、ニュアンスが異なります。mustは個人的な義務感、have toは外的な義務を表します。否定形ではmust not(禁止)とdon't have to(不要)でまったく意味が変わるため、入れ替えできません。

Q.mustに過去形はありますか?
A.

mustには過去形がありません。過去の義務を表すにはhad toを使います。ただし推量の用法では「must have + 過去分詞」で「〜だったに違いない」と過去の推測を表せます。

Q.ビジネスメールではどちらを使うべきですか?
A.

ビジネスメールでは状況によります。社内規定など外的ルールにはhave to、公式な指示や注意喚起にはmustが適切です。ただし、mustは相手に対して強い命令調になるため、丁寧に伝えたい場合はneed toやshould、are required toなどを検討してください。

Q.have got toとhave toの違いは何ですか?
A.

have got toはhave toのカジュアルな口語表現で、意味はほぼ同じです。主にイギリス英語で多用されます。I've got to go.(行かなきゃ。)のように使います。ただし過去形では使えず、had toを使います。

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