「苦手」の英語表現|not good at/struggle withの使い分けを解説
「苦手」という日本語は、能力が低いことと心理的な抵抗感の両方を含む表現です。英語ではこれらを状況に応じて使い分ける必要があります。このガイドでは、文脈に合った「苦手」の英語表現を、実用的な例文とともに詳しく解説します。
「数学が苦手」「人前で話すのが苦手」など、日本語の「苦手」は能力の欠如と心理的な抵抗の両方を表します。英語では、not good at(上手でない)、weak at(弱い)、struggle with(苦労する)、have trouble with(困難がある)、uncomfortable with(居心地が悪い)など、状況に応じた表現を選びます。また、It's not my forte.(得意分野ではない)やI find it challenging.(難しいと感じる)といった婉曲的な表現も使えます。
「苦手」の英語表現
I'm not good at it.
アイム ノット グッド アット イット
最も基本的で汎用性の高い「得意でない」の表現
I'm not good at math.
数学が苦手です。
I'm not very good at cooking.
料理はあまり得意じゃありません。
I'm not good at remembering names.
名前を覚えるのが苦手です。
Point能力が高くないことを素直に認める最も一般的な表現。謙虚で率直な印象を与える。
I'm weak at it.
アイム ウィーク アット イット
特定の分野で能力が低いことを表す
I'm weak at grammar.
文法が苦手です。
I've always been weak at sports.
ずっとスポーツは苦手でした。
Pointnot good atより能力の低さを強調する表現。学習や技能の文脈でよく使われる。
I struggle with it.
アイ ストラグル ウィズ イット
苦労していることを表す。努力しているが難しいニュアンス
I struggle with public speaking.
人前で話すのが苦手です。
I really struggle with time management.
時間管理が本当に苦手です。
I struggle with learning new languages.
新しい言語を学ぶのが苦手です。
Point努力しているが困難を感じているというニュアンス。単に能力不足というより、挑戦している姿勢を含む。
I have trouble with it.
アイ ハヴ トラブル ウィズ イット
困難や問題を抱えていることを表す
I have trouble with spelling.
スペリングが苦手です。
I have trouble understanding this concept.
この概念を理解するのが苦手です。
Point特定のことに対して困難を感じている状態を表す。struggle withと似ているが、やや客観的な印象。
I'm uncomfortable with it.
アイム アンカンフォータブル ウィズ イット
心理的な抵抗や居心地の悪さを表す
I'm uncomfortable with confrontation.
対立するのが苦手です。
I'm a bit uncomfortable with technology.
テクノロジーは少し苦手です。
I'm uncomfortable speaking in front of large groups.
大勢の前で話すのが苦手です。
Point能力というより心理的な抵抗感を表す。居心地が悪い、不安を感じるというニュアンス。
使い分け比較表
| 表現 | レベル | 使用場面 | ニュアンス |
|---|---|---|---|
| I'm not good at it. | ニュートラル | 能力不足の率直な認識 | 謙虚で素直、最も汎用的 |
| I'm weak at it. | ニュートラル | 特定分野の能力の低さ | 能力の低さを強調 |
| I struggle with it. | ニュートラル | 努力しているが困難 | 挑戦している姿勢を含む |
| I have trouble with it. | ニュートラル | 困難や問題の存在 | 客観的な困難の説明 |
| I'm uncomfortable with it. | ニュートラル | 心理的抵抗や不安 | 居心地の悪さ、精神的な問題 |
よくある間違い
I'm poor at English.
I'm not good at English. / My English is poor.
I'm poor at...は使えますが、やや否定的すぎる印象です。I'm not good at...の方が自然です。または、My English is poor.(私の英語は下手だ)という言い方もあります。
I'm not good to speak English.
I'm not good at speaking English.
good atの後は動名詞(-ing形)を使います。to不定詞ではなく、good at doingの形が正しい文法です。
I'm bad at it.
I'm not good at it. / I'm not very good at it.
bad atは使えますが、やや直接的で否定的な印象を与えます。not goodやnot very goodの方が婉曲的で丁寧です。
能力不足を謙虚に伝える
心理的な苦手意識を表現する
よくある質問
Q.not good atとbad atの違いは?
not good atは「得意でない」という婉曲的な表現、bad atは「下手だ」という直接的な表現です。not good atの方が丁寧で、自己紹介や謙遜の文脈で使いやすいです。bad atは率直すぎるため、I'm really bad at it.のように強調する場合や、親しい間柄で使うのが適切です。
Q.struggle withとhave trouble withの違いは?
struggle withは「苦労している」というニュアンスで、努力や挑戦の姿勢を含みます。have trouble withは「困難がある」という客観的な事実を述べる表現です。I struggle with math.は「数学に苦労している(頑張っているが難しい)」、I have trouble with math.は「数学に困難がある(問題を抱えている)」という微妙な違いがあります。
Q.It's not my forte.の意味は?
「それは私の得意分野ではありません」という意味のフォーマルな表現です。forteは「得意なこと、強み」を意味するフランス語由来の言葉です。Public speaking is not my forte.(人前で話すのは得意ではありません)のように使います。婉曲的で洗練された印象を与えます。
Q.面接で苦手なことを聞かれたら?
正直に答えつつ、改善への取り組みを示すことが重要です。I'm working on improving my presentation skills.(プレゼンスキルの向上に取り組んでいます)、I've been taking steps to strengthen my knowledge in this area.(この分野の知識を強化する措置を取っています)といった前向きな表現が効果的です。完全な弱点として終わらせず、成長機会として捉えていることを示しましょう。