2026年2月最新

「二兎を追う者は一兎をも得ず」を英語で?選択を表す4つの自然な表現

二つの目標を同時に追うと両方とも失敗する。日本語の「二兎を追う者は一兎をも得ず」を英語でどう表現するのでしょうか。選択の重要性を伝える英語のことわざを4つ学びましょう。

欲張って二つのことを同時にやろうとすると、結局どちらもうまくいかない。日本語では「二兎を追う者は一兎をも得ず」という諺がありますが、英語には兎ではなくケーキが登場します。「ケーキを持っていて食べることもできない」「万屋は何でもできるが専門は何もない」など、選択と集中の重要性を伝える英語表現を4つ紹介します。

二兎を追う者は一兎をも得ず」の英語表現

1

You can't have your cake and eat it too

ユー キャント ハブ ユア ケイク アンド イート イット トゥー

ニュートラル

両方の利益を同時に得ることはできないと説明する時

You can't have your cake and eat it too. You need to choose one.

二兎を追う者は一兎をも得ず。一つ選ばないと。

He wants high pay and short hours. You can't have your cake and eat it too.

彼は高給で短時間勤務を望んでいる。そううまくはいかないよ。

Point「ケーキを持っていて、それを食べることもできない」という英語圏で最も有名なことわざ。両方の利益を同時に得ることはできないという意味で、「二兎を追う者は一兎をも得ず」に最も近い英語表現です。

2

Jack of all trades, master of none

ジャック オブ オール トレイズ マスター オブ ナン

ニュートラル

何でもできるが専門性がないと説明する時

He tries to do everything. Jack of all trades, master of none.

彼は何でもやろうとする。二兎を追う者は一兎をも得ずだね。

It's better to specialize. Don't be a jack of all trades, master of none.

専門化した方がいい。何でも中途半端になっちゃうから。

Point「何でも屋のジャックは何も極めていない」という意味のことわざ。器用貧乏で専門性がないことを表します。「二兎を追う」の「集中しない」部分を表現する時に使えます。

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3

You can't chase two rabbits at once

ユー キャント チェイス トゥー ラビッツ アット ワンス

カジュアル

二つの目標を同時に追えないと説明する時

Focus on one goal. You can't chase two rabbits at once.

一つの目標に集中して。二兎を追う者は一兎をも得ずだよ。

Point「二匹の兎を同時に追えない」という直接的な表現。日本語の諺に最も近い形ですが、英語のことわざとしては定着しておらず、説明的な表現として使われます。

4

Don't spread yourself too thin

ドント スプレッド ユアセルフ トゥー シン

カジュアル

手を広げすぎないよう忠告する時

Don't spread yourself too thin. Focus on what matters most.

手を広げすぎないで。一番大事なことに集中して。

She's involved in too many projects. She's spreading herself too thin.

彼女はプロジェクトに手を出しすぎ。中途半端になってる。

Point「自分を薄く広げすぎるな」という意味で、多くのことに手を出しすぎて一つ一つが薄くなってしまうことへの警告です。ビジネスや時間管理の文脈でよく使われます。

使い分け比較表

表現レベル使用場面ニュアンス
Can't have cake and eat itニュートラル両立できない選択両方の利益は得られない、定番
Jack of all tradesニュートラル器用貧乏を説明専門性がない、何でも屋
Can't chase two rabbitsカジュアル目標の絞り込み同時に追えない、直接的
Don't spread too thinカジュアル手の広げすぎ警告集中力が分散する

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よくある間違い

If you chase two rabbits, you get no rabbit.

You can't have your cake and eat it too.

直訳も間違いではありませんが、英語のことわざとしてはYou can't have your cake and eat it tooが定番です。

You can't have your cake and eat it also.

You can't have your cake and eat it too.

正しくはtooです。alsoではこのことわざの定型表現になりません。

Don't spread you too thin.

Don't spread yourself too thin.

youではなくyourself(再帰代名詞)を使います。spread yourselfで「自分を広げる」という意味になります。

ビジネス戦略での選択と集中の表現

ビジネス戦略で選択と集中の重要性を説く時は、「Focus on your core competencies」(コアコンピタンスに集中せよ)や「Prioritize and focus」(優先順位をつけて集中せよ)が使えます。「Trying to do everything leads to doing nothing well」(すべてをやろうとすると何もうまくできない)も効果的です。リソース配分の議論では「We need to allocate resources strategically」(戦略的にリソースを配分する必要がある)や「Concentration of effort is key」(努力の集中が鍵だ)も使えます。

時間管理やライフバランスでの表現

時間管理やワークライフバランスの文脈では、「You need to set priorities」(優先順位を決める必要がある)や「Choose your battles」(戦う場所を選べ=すべてに手を出すな)がよく使われます。「Less is more」(少ない方が豊か)も、あれこれ手を出すより絞り込む方が良いという意味で使えます。「Quality over quantity」(量より質)も、多くのことを中途半端にやるより一つを極める姿勢を表す時に効果的です。

よくある質問

Q.「二兎を追う者は一兎をも得ず」を英語で一言で言うと?
A.

「You can't have your cake and eat it too」が最も一般的なことわざです。英語圏で広く使われている定番表現です。

Q.Jack of all trades, master of noneは批判的な意味?
A.

一般的には「器用貧乏」「専門性がない」という批判的なニュアンスで使われますが、文脈によっては「何でもできる多才な人」と肯定的に使われることもあります。

Q.ビジネスで使える選択と集中の表現は?
A.

「Focus on your core competencies」(コアコンピタンスに集中)、「Prioritize and focus」(優先順位をつけて集中)、「Don't spread yourself too thin」(手を広げすぎるな)などが使えます。

Q.「優先順位をつける」を英語で言うと?
A.

「Set priorities」、「Prioritize」、「Establish priorities」などが使えます。「Choose your battles」(戦う場所を選べ)も、すべてに手を出さず優先順位をつけるという意味で使えます。

Q.「量より質」を英語で言うと?
A.

「Quality over quantity」が定番表現です。多くのことを中途半端にやるより、少数のことを高品質でやる方が良いという意味で使われます。

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