2026年2月最新

「サービス残業」を英語で言うと?海外に説明できる4つの表現

日本特有の労働文化である「サービス残業」を英語で説明するのは難しいものです。直訳しても伝わりにくいこの概念を、海外の人にも理解してもらえる4つの英語表現を紹介します。

「サービス残業」は日本独特の労働文化で、英語圏には対応する概念がありません。「サービス=無料」という意味が英語のserviceでは伝わらず、日本の労働環境を説明する際に困る表現の一つです。この記事では、unpaid overtimeやworking off the clockなど、英語で「サービス残業」の実態を伝えられる4つの表現を解説します。

サービス残業」の英語表現

1

unpaid overtime

アンペイド オーバータイム

ニュートラル

残業代が支払われない超過労働を指す時

Many Japanese workers do unpaid overtime.

多くの日本の労働者がサービス残業をしている。

I'm expected to do unpaid overtime almost every day.

ほぼ毎日サービス残業が求められている。

Unpaid overtime is a common practice in Japanese companies.

サービス残業は日本企業でよくある慣習だ。

Point「給料が支払われない残業」という意味で、最も直接的で分かりやすい表現です。overtimeは「残業」、unpaidは「無給の」という意味。海外の人にも即座に理解してもらえる標準的な表現です。

2

working off the clock

ワーキング オフ ザ クロック

カジュアル

勤務時間外に無給で働く状況を説明する時

I'm often working off the clock after 6 PM.

午後6時以降もよくサービス残業している。

Working off the clock is technically illegal, but it's common here.

サービス残業は法的には違法だが、ここではよくあることだ。

Point「タイムカードを切った後に働く」という意味の口語表現。clockは勤務時間を記録する装置を指し、off the clockで「記録されていない時間に」という意味になります。アメリカでは違法行為とされています。

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3

uncompensated work

アンコンペンセイティド ワーク

フォーマル

報酬のない労働を硬めに表現する時

Employees are often pressured into uncompensated work.

従業員はしばしばサービス残業を強いられる。

This culture of uncompensated work is damaging to workers' health.

このサービス残業の文化は労働者の健康を害している。

Point「報酬のない労働」という硬めの表現。compensateは「報酬を支払う」という意味で、uncompensatedは「報酬なしの」です。ニュース記事や労働問題を議論する際に使われます。

4

free labor / free work

フリー レイバー / フリー ワーク

カジュアル

無償労働であることを強調する時

They expect us to do free labor every evening.

会社は毎晩サービス残業することを期待している。

I'm tired of doing free work for this company.

この会社でサービス残業するのはもううんざりだ。

Point「無料の労働」という直接的な表現。やや批判的なニュアンスを含み、不満を表す時によく使われます。freeは「無料の」という意味で、会社が労働力をタダで使っているという含意があります。

使い分け比較表

表現レベル使用場面ニュアンス
unpaid overtimeニュートラル一般的な説明最も標準的で中立的な表現
working off the clockカジュアル同僚との会話口語的で分かりやすい表現
uncompensated workフォーマルニュース・労働問題の議論硬めのフォーマルな表現
free laborカジュアル不満を表明する時批判的・否定的なニュアンス

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よくある間違い

service overtime

unpaid overtime

日本語の「サービス」を直訳してservice overtimeと言っても、英語では「顧客サービスの残業」のような別の意味になってしまいます。unpaid overtimeが正しい表現です。

free service work

unpaid overtime / working off the clock

free serviceは「無料サービス」という意味になり、労働の文脈では不自然です。unpaid overtimeやworking off the clockを使いましょう。

I do service zangyou.

I do unpaid overtime. / I work off the clock.

zangyouは日本語なので、英語の会話では通じません。英語の表現に完全に置き換える必要があります。

「サービス残業」を海外の人に説明する時のコツ

英語圏の人に日本のサービス残業を説明する時は、単に「unpaid overtime」と言うだけでなく、背景も補足すると理解が深まります。例えば、In Japan, many companies have a culture where employees are expected to work extra hours without pay to show loyalty to the company.(日本では、会社への忠誠を示すために無給で残業することが期待される文化がある)のように説明すると、文化的背景も含めて伝わります。

英語圏の「残業」事情との違い

英語圏、特にアメリカでは、working off the clockは違法行為とされており、従業員が訴訟を起こせます。日本のように「当たり前」とされる文化はなく、残業代の未払いは厳しく罰せられます。このため、日本のサービス残業文化を説明すると、多くの外国人は驚きます。「In the US, this would be illegal.」(アメリカではこれは違法だ)と付け加えると、文化の違いがより明確になります。

よくある質問

Q.「サービス残業」を英語で一言で言うと?
A.

最も標準的な表現は「unpaid overtime」です。中立的で分かりやすく、ビジネス会話でもニュース記事でも使えます。

Q.「サービス残業が多い」は英語でどう言う?
A.

「There's a lot of unpaid overtime.」や「I often work off the clock.」が自然です。

Q.「残業代が出ない」を英語で表現するには?
A.

「I don't get paid for overtime.」(残業代が支払われない)や「Overtime is unpaid.」(残業は無給だ)と言えます。

Q.working off the clockはどのくらいカジュアル?
A.

日常会話で使えるカジュアルな表現ですが、ビジネス文書や公式な場ではunpaid overtimeの方が適切です。

Q.海外では本当にサービス残業は違法なの?
A.

アメリカ、EU諸国、オーストラリアなど多くの国では、労働時間に対する賃金未払いは違法です。日本のようなサービス残業の文化は一般的ではありません。

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