sayとtellの違い|文法パターンと使い分けを例文で解説
sayとtellの違いを場面別に徹底解説。文法パターンの違い、日本人が間違えやすい構文、tell以外の「伝える」表現も紹介します。
日本語の「言う」「伝える」を英語にするとき、sayとtellのどちらを使うか迷う方は多いです。最大の違いは文法構造にあります。sayは「何を言ったか」(発言内容)に焦点を当て、tellは「誰に伝えたか」(伝達相手)を必ず必要とします。say to meとは言いますがsay meとは言えず、tell meとは言いますがtell to meとは言いません。この基本ルールを押さえれば使い分けは簡単です。
say / tell 早わかり比較表
| 比較ポイント | say | tell |
|---|---|---|
| 意味 | 発言の内容を述べる | 相手に情報を伝える |
| 文法構造 | say + 内容 / say to + 人 | tell + 人 + 内容(人が必須) |
| 使う場面 | セリフの引用・発言内容の報告 | 指示・命令・情報伝達 |
| ニュアンス | 「何を」言ったかが重要 | 「誰に」伝えたかが重要 |
場面別の使い分け
友人が何と言ったかを別の人に伝える
発言の内容を引用・報告するときはsayを使います。
She said that she would come to the party.
彼女はパーティーに来ると言った。
上司が部下に締め切りを伝える
特定の相手に情報を伝える場面ではtellが適切です。tell + 人 + 内容の構文を使います。
The boss told us the deadline was Friday.
上司は締め切りが金曜日だと私たちに伝えた。
「さようなら」と言う
挨拶やセリフをそのまま発する場合はsayを使います。say goodbye, say helloなどの定型表現です。
Don't forget to say goodbye before you leave.
帰る前にさよならを言うのを忘れないで。
子どもに嘘をつかないよう伝える
指示や命令を相手に伝えるときはtellを使います。tell + 人 + to不定詞の構文です。
I told my son not to tell lies.
息子に嘘をつかないよう言った。
道を尋ねる(道を教えてくれますか?)
情報を相手から教えてもらうときはtellを使います。Could you tell me...?は丁寧な質問の定型表現です。
Could you tell me the way to the station?
駅への道を教えていただけますか?
よくある間違い
He said me that he was busy.
He told me that he was busy. / He said to me that he was busy.
sayは直接目的語に人を取れません。人を入れる場合はsay to + 人、またはtell + 人を使います。
She told that she was tired.
She said that she was tired. / She told me that she was tired.
tellは必ず「誰に」伝えたかの目的語(人)が必要です。人がない場合はsayを使います。
Can you say me your name?
Can you tell me your name?
「教えてください」のように相手に情報を求めるときはtell meが正しいです。say meという形は英語にありません。
sayの基本的な使い方と文法パターン
tellの基本的な使い方と文法パターン
間接話法でのsayとtellの使い分け
よくある質問
Q.say toとtellはまったく同じ意味ですか?
意味は近いですが、ニュアンスが異なります。say toは発言内容に焦点があり、tellは伝達行為と相手に焦点があります。また、tell + 人 + to不定詞(命令・指示)はsay toでは表現できません。
Q.tell a storyやtell the truthはなぜ人が不要なのですか?
これらはtellの慣用表現(イディオム)で、例外的に人なしで使えます。tell the truth, tell a lie, tell a story, tell the time, tell the differenceなどが該当します。これらは丸ごと覚えましょう。
Q.speak, talkとの違いは何ですか?
sayは発言の内容、tellは情報の伝達、speakは話す行為そのもの(フォーマル)、talkは会話・対話(カジュアル)に焦点があります。例:She said hello.(ハローと言った)/ She told me a secret.(秘密を教えてくれた)/ She spoke clearly.(はっきり話した)/ We talked for hours.(何時間も話した)
Q.ビジネス英語ではどちらが多く使われますか?
ビジネスでは情報伝達の場面が多いため、tellが頻出します。特にtell + 人 + that節(報告)やtell + 人 + to不定詞(指示)は日常的に使います。ただしメールでの引用や発言の報告ではsayも多用されます。