「台風」を英語で説明する4つの表現|typhoonとhurricaneの違い
台風は日本の夏から秋にかけて頻繁に発生する自然災害ですが、英語ではtyphoon、hurricane、cycloneなど複数の呼び方があります。これらの違いは何でしょうか。また、台風接近時の避難指示や被害状況を英語でどう伝えればよいのでしょうか。この記事では、台風を英語で説明する4つの表現と、防災に役立つフレーズを紹介します。
「台風が接近しています」「避難してください」と英語で伝えたい時、適切な表現を知っていますか。台風はアジア地域特有の呼び方で、同じ気象現象でも地域によって名前が変わります。また、台風による交通機関の乱れや浸水被害を外国人に説明する際には、正確な英語表現が必要です。この記事では、台風という自然災害を英語で説明する基本表現から、避難・被害状況・防災対策を伝えるフレーズまで、実践的な英語表現を解説します。
「台風」の英語表現
typhoon
タイフーン
アジア太平洋地域の熱帯低気圧を指す時
A strong typhoon is approaching Japan this weekend.
今週末、強い台風が日本に接近しています。
The typhoon caused severe damage to the coastal areas.
台風が沿岸地域に深刻な被害をもたらしました。
All flights have been canceled due to the typhoon.
台風のため全フライトが欠航になりました。
Pointtyphoonは北西太平洋(アジア地域)で発生する熱帯低気圧を指す正式な英語名です。日本、台湾、フィリピン、中国などの台風はすべてtyphoonと呼ばれます。ニュースや気象情報で使われる標準的な表現です。
tropical storm
トロピカル ストーム
勢力が弱い熱帯低気圧を指す時
The typhoon has weakened to a tropical storm.
台風は熱帯低気圧に弱まりました。
A tropical storm is forming near the Philippines.
フィリピン近海で熱帯低気圧が発生しています。
Pointtropical stormは「熱帯低気圧」という意味で、typhoonほど強くない熱帯性の嵐を指します。気象学的には風速が一定基準(17-32 m/s)に達したものをtropical storm、それ以上強いものをtyphoonと分類します。
hurricane
ハリケーン
大西洋・東太平洋の熱帯低気圧を指す時
Typhoons in Asia are called hurricanes in the Atlantic.
アジアの台風は大西洋ではハリケーンと呼ばれます。
It's the same type of storm, but the name changes depending on where it forms.
同じタイプの嵐ですが、発生場所によって名前が変わります。
Pointhurricaneは大西洋や東太平洋(アメリカ周辺)で発生する熱帯低気圧の名前です。気象学的にはtyphoonと同じ現象ですが、地域によって呼び方が異なるだけです。アメリカ人に台風を説明する時は「It's like a hurricane」と比較すると理解されやすいです。
cyclone
サイクロン
インド洋・南太平洋の熱帯低気圧を指す時
In the Indian Ocean, these storms are called cyclones.
インド洋では、これらの嵐はサイクロンと呼ばれます。
Typhoon, hurricane, and cyclone are all the same weather phenomenon.
台風、ハリケーン、サイクロンはすべて同じ気象現象です。
Pointcycloneはインド洋や南太平洋で発生する熱帯低気圧の名前です。typhoon、hurricane、cycloneはすべて同じ気象現象で、発生地域によって呼び方が違うだけです。オーストラリアやインドではcycloneが使われます。
使い分け比較表
| 表現 | レベル | 使用場面 | ニュアンス |
|---|---|---|---|
| typhoon | ニュートラル | アジア太平洋地域 | 日本の台風を指す標準表現 |
| tropical storm | ニュートラル | 勢力が弱い段階 | 台風に発達する前の熱帯低気圧 |
| hurricane | ニュートラル | 大西洋・東太平洋 | アメリカ周辺の熱帯低気圧 |
| cyclone | ニュートラル | インド洋・南太平洋 | インドやオーストラリアでの呼称 |
よくある間違い
A big typhoon is coming.
A strong typhoon is approaching. / A powerful typhoon is heading toward us.
台風の強さを表す時、bigよりもstrong(強い)、powerful(強力な)、severe(激しい)を使う方が自然です。また「coming」より「approaching」(接近している)や「heading toward」(向かっている)の方が正確です。
The typhoon's wind is very strong.
The typhoon has very strong winds. / The winds from the typhoon are very strong.
「台風の風」はthe typhoon's windよりも、the typhoon has strong windsまたはthe winds from the typhoonの方が自然です。windは通常複数形(winds)で使われます。
Please be careful from typhoon.
Please be careful of the typhoon. / Please stay safe during the typhoon.
be careful fromは誤りで、be careful of(〜に気をつける)が正しいです。またstay safe(安全でいる)という表現もよく使われます。
台風による被害状況を英語で伝える
台風の避難指示・警報を英語で説明する
よくある質問
Q.typhoon、hurricane、cycloneの違いは?
すべて同じ気象現象(熱帯低気圧)ですが、発生地域によって名前が変わります。北西太平洋(アジア)はtyphoon、大西洋・東太平洋(アメリカ周辺)はhurricane、インド洋・南太平洋(インド・オーストラリア周辺)はcycloneと呼ばれます。
Q.「台風〇号」は英語でどう言う?
Typhoon No. 10(台風10号)のように言います。または固有名がある場合は「Typhoon Nanmadol」のように名前で呼びます。「The tenth typhoon of the season」(今シーズン10番目の台風)とも表現できます。
Q.「台風が直撃する」は英語でどう言う?
「The typhoon will make a direct hit.」または「The typhoon will hit us directly.」と表現します。「The typhoon is headed straight for us.」(台風が真っ直ぐこちらに向かっている)も使えます。
Q.「台風が上陸する」は英語でどう表現する?
「The typhoon made landfall.」(台風が上陸した)または「The typhoon hit land.」と表現します。landfallは気象用語で「上陸」を意味します。
Q.「台風が過ぎ去る」は英語でどう言う?
「The typhoon has passed.」(台風が過ぎ去った)または「The typhoon is moving away.」(台風が遠ざかっている)と表現します。「The typhoon has left the area.」(台風がこの地域を離れた)も使えます。