2026年2月最新

toとforの違い|方向と目的で使い分ける前置詞を例文で解説

toとforはどちらも「〜のために」「〜に」と訳せる場面がありますが、コアイメージが異なります。toは「方向・到達点」、forは「目的・利益・対象」を表します。動詞との組み合わせで使い分けが決まる場合も多いです。

toとforは英語で最も頻繁に使われる前置詞の2つです。どちらも「〜に」「〜のために」と訳せるため、日本人学習者にとって使い分けが難しいポイントです。toのコアイメージは「方向・到達」で、ある地点に向かう動きを表します。forのコアイメージは「目的・利益」で、何かのためにという意味を表します。この記事では、場面ごとの使い分けと、動詞によって決まるパターンを解説します。

to / for 早わかり比較表

比較ポイントtofor
コアイメージ方向・到達(〜に向かって、〜へ)目的・利益(〜のために、〜にとって)
「〜に渡す」の構文give / send / show + 物 + to 人buy / make / cook + 物 + for 人
時間表現10 to 5 = 5時10分前(イギリス英語)for 3 hours = 3時間の間
典型的な用法go to, talk to, listen to, belong towait for, look for, thank for, prepare for

場面別の使い分け

1

「彼女にプレゼントをあげた」と伝える

BESTto

giveは相手に直接渡す動詞なのでtoを使う。give a present to her。物が相手に到達するイメージ。

I gave a birthday present to my sister.

姉に誕生日プレゼントをあげた。

2

「彼女にケーキを焼いた」と伝える

BESTfor

makeやcookは相手のために作る動詞なのでforを使う。利益を受ける人が対象。

I baked a cake for my mother.

母のためにケーキを焼いた。

3

「東京駅に行きたい」と道を尋ねる

BESTto

目的地に向かう方向を示すのでto。go to, walk to, drive toなど移動の動詞にはtoが付く。

How do I get to Tokyo Station?

東京駅にはどうやって行けますか?

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4

「健康のために運動する」と目的を述べる

BESTfor

「〜のために(目的)」を表すのでfor。for health, for funなど目的・理由を示す。

I exercise every day for my health.

健康のために毎日運動しています。

5

「この仕事は私には難しい」と感想を述べる

BESTfor

「〜にとって」という判断の対象を示すのでfor。too...for, easy for, difficult forなど。

This task is too difficult for me.

この仕事は私には難しすぎる。

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よくある間違い

I bought a gift to her.

I bought a gift for her.

buyは「相手のために買う」動詞なのでforを使います。toを使うのはgive, send, showなど「相手に到達させる」動詞です。

Please explain me this problem.

Please explain this problem to me.

explainは二重目的語を取れない動詞です。explain + 物 + to + 人の語順になります。

I'm looking forward for the trip.

I'm looking forward to the trip.

look forward toは「〜を楽しみにする」の定型表現。toは前置詞なので後ろにはthe trip(名詞)やgoing(動名詞)が来ます。

動詞で決まるtoとforの使い分け

英語の動詞には、toを取るもの(give, send, show, tell, teach, lend, offer, pass, write)とforを取るもの(buy, make, cook, find, get, save, order, build)があります。ルールとしては、物が相手に直接届く動詞はto、相手の利益のために行う動詞はforです。give the book to him(本を彼に渡す=本が到達する)、buy the book for him(本を彼のために買う=利益を与える)。

toとfor の「〜のために」の違い

「〜のために」と訳せる場合でも意味が異なります。I came here to study.のtoは「目的(〜するために)」を表す不定詞のto。I came here for the meeting.のforは「〜のために」という名詞に対する前置詞のfor。また、for the good of...(〜のために)、to the benefit of...(〜の利益になるように)のように、後続する名詞との相性でも使い分けます。

紛らわしいtoとforのイディオム

to one's surprise(驚いたことに)、for one's sake(〜のために)、thanks to...(〜のおかげで)、as for...(〜に関しては)など、toとforを使ったイディオムは豊富です。特にthanks toとthanks forの違い(thanks to = 〜のおかげで、thanks for = 〜をありがとう)は間違えやすいので注意しましょう。

よくある質問

Q.「〜に話す」はtalk to / talk forどちらですか?
A.

talk toが正しいです。forは使いません。speak to / speak withも同様です。ただしtalk for someone(誰かの代わりに話す)という使い方はあります。前置詞で意味が変わるので注意しましょう。

Q.leave for とleave toの違いは?
A.

leave for Tokyo(東京に向けて出発する)が正しい表現です。leave to Tokyo とは言いません。ただしleave toはleave it to me(私に任せて)のように別の意味で使われます。

Q.for the first timeとto the first timeどちらが正しい?
A.

for the first time(初めて)が正しい表現です。I visited Kyoto for the first time.(初めて京都を訪れた)。to the first timeとは言いません。

Q.be used toとbe used forの違いは?
A.

be used to...は「〜に慣れている」、be used for...は「〜のために使われる」です。I'm used to waking up early.(早起きに慣れている)。This tool is used for cutting wood.(この道具は木を切るために使われる)。全く異なる意味になります。

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