2026年2月最新

whichとthatの違い|関係代名詞の使い分けを例文で解説

関係代名詞のwhichとthatは日本人が最も混乱しやすいポイントの一つです。thatは対象を限定する制限用法、whichはカンマ付きで補足説明を加える非制限用法が基本です。この違いを理解して正確な英文を書きましょう。

関係代名詞のwhichとthatは、どちらも「もの」を説明するときに使いますが、役割が異なります。thatは「どの対象かを限定する」制限用法(限定用法)で使い、whichはカンマ付きで「補足情報を添える」非制限用法(継続用法)で使うのが基本ルールです。アメリカ英語ではこの区別が厳格ですが、イギリス英語ではwhichを制限用法に使うこともあります。この記事で正しい使い分けを身につけましょう。

which / that 早わかり比較表

比較ポイントwhichthat
主な用法非制限用法(カンマ付き・補足説明)制限用法(限定・特定)
カンマカンマあり(, which ...)カンマなし
省略省略できない目的格なら省略可能
先行詞もの・こと(文全体も可)もの・こと・人

場面別の使い分け

1

赤い車を特定して説明する場面

BESTthat

「どの車か」を限定しているので、制限用法のthatを使います。

The car that is parked outside is mine.

外に駐車してある車は私のです。

2

すでに話題の車について追加情報を述べる場面

BESTwhich

すでに特定されている車に補足説明を加えるので、カンマ + whichを使います。

My car, which I bought last year, needs repair.

去年買った私の車は、修理が必要です。

3

会議で議論された提案について言及する場面

BESTwhich

前の文全体を受けて補足する場合は、whichを使います。thatは文全体を先行詞にできません。

He passed the exam, which surprised everyone.

彼は試験に受かった。それは皆を驚かせた。

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4

最も好きな映画を説明する場面

BESTthat

最上級(the best/most)の後は慣習的にthatを使います。

This is the best movie that I have ever seen.

これは今まで見た中で最高の映画です。

5

プロジェクト報告書で情報を正確に伝える場面

BESTthat

どのレポートかを限定して特定するので、thatが適切です。

The report that you submitted has been approved.

あなたが提出したレポートは承認されました。

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よくある間違い

The book, that I read yesterday, was great.

The book, which I read yesterday, was great. / The book that I read yesterday was great.

カンマ付きの非制限用法ではwhichを使います。thatはカンマ付きでは使えません。カンマなしならthatでOKです。

He resigned, that shocked everyone.

He resigned, which shocked everyone.

前の文全体を先行詞にする場合は、whichのみ使えます。thatは文全体を受けられません。

The thing which I want to say is... (日常会話で)

The thing that I want to say is...

制限用法(限定)の場面では、特にアメリカ英語ではthatが好まれます。whichでも文法的には間違いではありませんが、thatの方が自然です。

制限用法と非制限用法の違い

制限用法(thatを使用)は先行詞を限定し、「どれのことか」を特定します。「The book that I bought is interesting.」は「私が買った(その)本は面白い」。非制限用法(, whichを使用)は先行詞に補足情報を追加します。「The book, which I bought yesterday, is interesting.」は「その本は面白い(ちなみに昨日買った)」。カンマの有無で文の意味が変わるので注意しましょう。

thatが好まれる場面

以下の場面ではthatを使うのが一般的です。(1) 最上級の後:the best movie that ...、(2) 序数詞の後:the first thing that ...、(3) all/every/any/noの後:everything that ...、(4) 先行詞がものと人の両方:the people and things that ...。これらの場面でwhichを使うのは不自然とされます。

目的格のthatは省略できる

thatが目的格(目的語の代わり)として使われているとき、省略することができます。「The movie (that) I watched was great.」のように、thatを省略しても意味は変わりません。日常会話では省略するのが一般的です。一方、whichの非制限用法は省略できません。

よくある質問

Q.whichとthatの一番大きな違いは?
A.

thatは制限用法(対象を限定)で使い、whichは非制限用法(カンマ付きで補足説明)で使うのが基本です。カンマの有無が重要な目印です。

Q.制限用法でwhichを使うのは間違いですか?
A.

イギリス英語では制限用法でwhichを使うことも許容されていますが、アメリカ英語ではthatが標準です。迷ったらthatを使うのが安全です。

Q.thatは人にも使えますか?
A.

はい、制限用法ではthatは人にも使えます。「The person that called you...」のように使います。ただし、非制限用法では人にはwhoを使います。

Q.文全体を先行詞にできるのはwhichだけですか?
A.

はい、前の文全体を受ける関係代名詞はwhichのみです。「He won the race, which made his parents proud.」のように使います。thatは使えません。

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